あの人は大切な人
新地球連合公式ファイルより
2201年8月
新地球連合と火星の後継者による武力衝突は、新地球連合宇宙軍独立ナデシコ艦隊所属 機動戦艦ナデシコCによって鎮圧された。
地球連合政府は、ナデシコC艦長 ホシノ・ルリ少佐を中佐に昇進を決定。
ホシノ・ルリ中佐、そのまま連続テロリスト犯捜索の任を自主的に申請。許可をすることとした。
地球連合政府の一部で、ホシノ・ルリ中佐の暗殺計画が出るものの
新地球連合の盟主国『アメリカ合衆国』の圧力で暗殺計画はすべて白紙となった。
新地球連合第2代 総会議長 アルフレッド・チェンスター
月面の周回軌道をし続けている艦があった。
その名も機動戦艦ナデシコC。
新地球連合の象徴ともいえる艦である。
ホシノ・ルリ中佐が行った火星の後継者の乱鎮圧後、彼女の人気は飛躍的に上昇。
政府は、次期主力戦艦にナデシコCの量産型の使用する意向もあり、統合軍と宇宙軍の合併にもいざこざがあると言われていた。
最も、艦長のホシノ・ルリにはそれはどうでもいいことではあったが。
「アキトさん、いったいどこに行ったんですか・・・」
彼女の心は、彼・・・テンカワ・アキトに向けられていた。
先の大戦では、ナデシコAに搭乗した事実上の英雄の1人。2201年夏に起きたコロニー連続爆破事件の犯人と目される人物である。
そんなこんなで、アキトを追う為にネルガル重工月ドックの極秘ハッキングを行っていたのだ。
そんな彼女を心配する人間は、大勢いた。
「艦長・・・・・・」
「おい、ハーリー。なに暗くなってんだよっ!」
「うわっっ!!って、止めてくださいって言っているじゃないですかっ!」
マキビ・ハリ中尉(昇格)とタカスギ・サブロウタ大尉(そのまま)はそんな人たちの1人であった。
旧ナデシコクルーだけでなく、このナデシコB、Cのクルーも彼女を心配していた。
「でも、ハーリー君が暗くなるもの分かるわ〜〜」
「サクラ少尉。いいんですか、オペレーターの仕事は?」
ハーリーらしいというか、こんな時でも仕事のことを聞く。
「ああ。ちょうど休みの時間帯だから。それよりも艦長・・・心、ここにあらずって感じよね。」
まるで、婚約者を亡くした相手みたい・・・とサクラ少尉は付け足した。
サクラ少尉を含めて、彼女達もあの戦闘の一連はすべて知っていた。
だからこそ、彼らも彼女の支えになりたい気持ちは一緒であった。
「ああ。しかし、あれはどうにもならないだろう?艦長がテンカワ・アキトさんのことを忘れるか、その彼が帰ってくるかしないとな。」
サブロウタは、彼女の性格を良く知っていた。彼女が落ち込んだ時、彼女の護衛をしたのはサブロウタである。
だからこそ、彼にも彼女の落ち込み度が激しいものだと感じとったのだろう。
「そんな・・・あんな艦長、見ていられませんよ・・・」
「どうにかする方法は、それぐらいしかないだろうよ。艦長が自分で道を探さないと・・・な。」
その時間は、刻一刻と近づいていた・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
それから、八時間後。ナデシコCはあのテロリストの乗っていた・・・
つまりは、アキトの乗艦『ユーチャリス』を発見し『説得』をしていた。
「アキトさんっっ!!戻ってきてくださいっ!ユリカさんも待っているんですよっ!」
後ろから、ナデシコCクルーも『戻ってやれよ、テンカワ・アキトっっ!』という視線を送るが、アキトにはルリの言葉しか入っていない。
「俺は、戻る気は無いと言った筈だ。」
「でも、ユリカさんも・・・私も待っているんですっ!!」
「だから、帰る気は無い。俺に帰る資格など無い。」
「資格なんていりませんっ!だからっ!」
だが、ルリの必死な説得にもまるで耳を貸さないアキトに若干三名が(さっきのね)キレた
「ちょっと待ちなさいっっ!テンカワ・アキトさんっっ!」
「・・・お前は誰だ?」
酷い言われようだが、サクラ少尉である。
「私は、このナデシコCのオペレーターの1人です。テンカワさん、あなたは艦長の思いを考えていると?」
と、ウインドウに映っているアキトは言った。
「ああ。俺は後、よくて数年しか生きられない。また、葬式をやらせるのは・・・」
「そう言っても、あんたはここに生きているんだろう?テンカワ・アキトさんよっ!」
次にそう言ったのは、タカスギ・サブロウタであった。
「それで、よく二度目とか言える身分だな。艦長にとって、あんたは死んでいないんだよ!」
「2度も彼女に悲しませたくない。だから、俺は・・・」
「それじゃあ、ここで、今、艦長が悲しむのは良いって言うんですかっっ!!
あなたの、その寿命はどうにもならないことです。だけど、それでも・・・・・・」
最後にそう言うハーリーの言葉には説得力があった。
「・・・・・・既に血で濡れた手が君を抱くことなどできない。ラピス、ジャンプ用意。最後に・・・ユリカに好きだと伝えてくれ。」
そう言って、ユーチャリスはジャンプした。
ルリ視点
そんな・・・そんな・・・・・
ジャンプしていくユーチャリスを見て、どこか自分の心のどこか・・・そう、どこかで納得する自分がいるのが怖かった。
『ユリカに好きだと伝えてくれ』・・・それを伝えるのを拒む自分がいる事に自己険悪すら感じた。
あのまま、私はタカスギさんにそのままブリッジにいてもらって艦長室で泣いていた。
艦長失格なのかもしれません。部下には助けられて、それでも私情のために艦長をしている・・・
私は・・・アキトさんが好き。
それは変えがたい事実で、逆にそれが嘘だとも思っている自分がイヤ。
ユリカさんも、アキトさんと同じくらい好きなのに、逆にユリカさんを恨む自分もイヤ。
なんで、こんな風になったんだろう。
「・・・とにかく、顔だけは洗おう。」
二時間後には、またブリッジに戻って通常勤務にしないと・・・だけど、あんな後でも仕事ができるのも・・・イヤ。
洗面所まで歩いて、ふとある事に気付いた。
『私は、ユリカさんをダシにして、アキトさんを自分の物にしようとしていた・・・』
なんて嫌な女なんだろう・・・・・・そう、いつも私は・・・
「自己険悪・・・・・・・・・」
何時の間にか、洗面所に移動したまま、鏡で自分を見ていた。
いったい、なんでこんなことになったんだろう・・・
アキトさんとユリカさんと私・・・三人のいた世界は、心地良い世界だった。
すべてが、始まったばかりであった。あのときはユリカさんとアキトさんの結婚を心から喜んでいた。
なのに、あの事件以降、私は『ユリカさん』よりも『アキトさん』の方に心を奪われていた。
なぜ?
わからない。
私は、本当にアキトさんが好きだったかすら・・・
もしかしたら、単なる事故で心が傷ついたせいで、本能的にあの人を求めていて、それを恋と勘違いしたのかもしれない。
それは、わからない。
だけど、私は・・・そのまま泣いていた。
「私・・・なんで泣いているんだろう・・・止めないと・・・」
止まらない。
止めようとしても止まらない。
私は、止めたくないんだ・・・あの人が好きだけど、それが『男』としてなのか『兄』としてなのか『父』としてなのか・・・
私にははっきりしないから。
はっきりできないから、私はあの人を苦しめていたのかもしれない。
プシュー
そのとき、私の部屋のドアが不意に開いた。そしてそこから入ってきた人は・・・
「その・・・艦長。大丈夫ですか?」
・・・・・・ハーリー君だった。
ハーリー視点
あのまま、ユーチャリスはジャンプして、艦長はそのまま艦長室に戻った。
それにしても、あの人・・・テンカワ・アキトさんは何を考えているんだっ!
艦長も艦長だよ・・・・・・
「おい、おいっ!おいっっ!!ハーリー聞こえているかっっ!」
「うわっ!な、なんですか。」
僕が真剣にそんなことを考えている時に限って、サブロウタさんが入ってくるんだ。なぜか知らないけどさ。
「おい。お前、ちょっと艦長室に行って艦長慰めて来い。」
「えっ、い、いきなりなんですかっっ!!」
いっつも、サブロウタさんは僕の予想外のことばっかり言うけど、今回はその中でも例外のレベルだった。
「今回の艦長の落ち込むは半端じゃない。なんせ、あの人は艦長が感情を保つ上での必要な人間になっていたからな。」
「どういうことですか?」
いきなり突飛なことをいうサブロウタさんだけどその時、僕はそれがどうしても気になった。
後からすれば、それがすべての始まりだったのかもしれないと思う。
「いいか。人間、誰しも1人では生きていけない。ハーリーが俺を必要とするようにだな・・・」
「なにいっているんですかっ!」
「いや、そういう意味じゃなくて。人間、誰しも相互関係を持って成り立つ。
だが・・・艦長になった頃の・・・つまり、ルリさんってわけだが彼女にそれは無かった。」
「えっ・・・どういうことなんですか?」
他人を必要とせず生きるなんて、土台無理な話・・・誰だって同じだと思っていた。でも、艦長は・・・
あの艦長は、確かに無口に近いけど・・・ちゃんと僕や他のクルーにも相互関係を持っていたけど。
「すべて拒絶・・・つまりは、心の壁を広げて他者との接触を断ったわけだ。最初からナデシコBにいた連中は知っていると思うがな。
その艦長がここまで押し直した理由・・・それが、あのテンカワ・アキトなんだよ。」
「ちょっと待ってください。そのとき、艦長はテンカワさんが生きている事は知らないんじゃ・・・」
そう、そうだったらもっと早くから追いかけっこしていたはずだし。
「ああ。艦長は『自分の中のテンカワ・アキト』に恋をした・・・そう、イネスさんは言っていたがな。」
じ、自分の中のテンカワさん・・・?
しかも、それをあのイネスさんが言っていたってことは・・・
「それは、本当なんですか?」
「ああ。まずあのイネスさんが言っていたから間違えない。艦長は確かにテンカワ・アキトさん
が表面上死ぬ前に恋らしいものはしていたらしい。だが、それは恋と言うにはあわいすぎるものだ。本来、それは忘れられるものだし。
俺だって、そんな時期があったからな。ハーリーはあったのか?」
「し、失礼ですよっ!僕だって・・・・・・」
ぼくだって・・・ぼくだって・・・・・・・・・
「ふ〜〜〜ん。まあ、いいけどな。そう言う事が無い人間だっているし。あのテンカワ・ユリカさんはそう言うタイプだろうな。
それでだ、イネスさんが言うに精神の安定のために、誰かが必要だったわけだ。それがユリカさんにもなり得たが・・・淡くても
恋みたいなものをしていたテンカワ・アキトに傾いたってわけだな。」
「そんな・・・・・・そんなの酷すぎますよ・・・」
自分の人生を崩した火星の後継者に、殲滅した後も苦しめられるなんて・・・艦長・・・
「そうだな。だから、ハーリーが慰めろっていうんだよっ!」
「はい。そうし・・・ってだから、なんで僕なんですか?」
そのまま、なんか、丸め込められそうだった。だけど・・・
「俺は、艦長に頼まれてこのブリッジを動けない。としたら、次は次点でお前だろうが。」
「そ、そんな〜〜〜〜」
「それとも、お前は艦長が嫌いなのか?そうじゃないだろうが。さあ行って来いっ!」
そう言われたら、誰だって断れないよ・・・
サブロウタさんにはめられて、僕は艦長室の前にきていた。
気合いを込めろっ!僕だって男だっ!
そう言って気合いをいれていた・・・だけど。
「うっ・・・動けない・・・やっぱり、僕じゃあ・・・」
やっぱり、僕は動けない。それだけに悔しいよ。あの人があれだけ苦しんでいても手助けすらできない自分に・・・
『私・・・なんで泣いているんだろう・・・止めないと・・・』
ドアの先から、そんな声が聞こえた。
すると、なぜかそのまま僕の足はドアを開けて艦長室に入っていた。
足を止めようとする力は不思議となにも無かった。
「その・・・艦長。大丈夫ですか?」
意外すぎるほど、僕は艦長の前でそう言えた。泣いていた艦長の前で・・・
ルリ視点
「その・・・艦長。大丈夫ですか?」
そう言って、ハーリー君はハンカチを私に渡してくれました。
きっと、涙が目に溜まっているんでしょうね。だから、ハンカチなんかを・・・
「すいません・・・ハーリー君。ありがとう。」
「艦長・・・何を泣いていたんですか?」
ピシッ・・・
ハーリー君のこの言葉に、私は止まってしまった。
私自身、ないていた理由がはっきりしていないのも理由といえば、理由です・・・だけど・・・
「僕は、このナデシコに来て、艦長やサブロウタさん、クルーの皆さんと会えて嬉しかったです。皆さん優しかったし・・・」
ハーリー君は、私にあえて問いかけをしないまま、そんな話をはじめました。いったい何のためには私にはさっぱりでした。
でも、こんな、ハーリー君を見るのは・・・始めて。芯がしっかりしていて、それでいて心強い。
「たぶん、これで僕がサブウロタさんと艦長がいなくなったら、どうなるかなんて分かりません・・・だけど・・・」
いなくなる・・・
私は、その時始めて、それが私の歩んだ道の比喩であったとわかりました。そう、私の進んできたナデシコ
そして、その後の道・・・
「僕は『過去』は嫌いです。僕の養父母が言ってくれたんです。
『過去を振り返るのは簡単だけど。未来をみ続けるのは容易なことでは無い。頂点があれば落ちていくこともある。
かつての日本にはこう言う言葉があった』
『この世をば 我が世とぞ思ふ もち月の かけたることも なしと思へば』
今の艦長は、過去の亡霊に取り付かれた人でしかない。なんで・・・なんで未来を見ないんですか?
いい時のことしか見続けないでなんで、悪いところを否定するんですか?悪い事も、その世界の一部なんですよ?」
なんで未来を見ないんですか?
その言葉は、私の心に突き刺さった。
過去を見るのは悪い事では無い・・・そう思って、過去から学ぶ事があると知っていて
だけどこの世界が過去に向かう事は無いと知りつつも私は『過去』の亡霊を見つづけていた・・・?
私とユリカさんとアキトさん・・・三人がいるあの『過去』は二度と来ない・・・最低でもまったく同じなど無理な話。
私の心が変わったように、アキトさんも、そしてユリカさんの心の変わってしまった。
「それは・・・・・・」
「世界はあなたのためにあるわけじゃない、だけど、あなたは世界のひとつであることは確かなんです。
そこで、何をする事も勝手です。だけど、あなたは何をやっているんですか?
過去を繰り返すのは一見正しいようで、間違っているんですよ。
人は進んでいかないと・・・それを教えてくれたんでしょう?ナデシコは・・・」
・・・・・・そうだった。
私にとってのナデシコは、家みたいなもの。
この家で私は成長した。そして、その世界に慣れ親しんだせいで、私はその世界の維持にばかり考えていた。
そのうちに、アキトさんは成長した。ユリカさんもきっと成長していくんだろう。
私だけ、この世界にいるままなんて・・・それはイヤ。
私にとって、ナデシコは世界と同じ。私の世界じゃない、ナデシコは。だけど、私の一部ではあるんだから。
「ありがとう・・・ハーリー君。」
「ええっ!!そ、その・・・・・・・」
ハーリー君、元に戻ってしまいましたね。でも、それでこそ、ハーリー君です。
そして、私にもう一度考えさせてくれて・・・
今なら、もう一度アキトさんに言える・・・『待っている』来て欲しい。だけど、私は待っていると・・・
「その・・・あの言葉は、そのですね・・・」
今なら分かる。ハーリー君は私のことが本当に好きなんだと・・・
今まで、私はずっと心から大切な人なんていないと思っていた。
せっかく出来たアキトさんやユリカさんも失ってからそれが怖くなった。
逆に相手の思いなど感じるのも怖くなっていた・・・
それを考え直させてくれて、感じさせてくれたのもハーリー君、何かの縁なのかもしれませんね。
「そのですね・・・えっ?」
そのまま、私はハーリー君に抱きつきました。
考え直させてくれたお礼に・・・そして、もう戻らない過去よりも、この今を大切にしたかったから。
「ありがとう・・・決心がつきました。もう一度だけアキトさんに会いに行きます。それでダメなら・・・」
それでダメなら、それで最後にしてもう会うのは止めよう。
私が変わっていくのように、アキトさんも変わっているのだから・・・いてほしいけど、それを決めるのは結局私じゃないから。
「そうですか・・・戻ってきてもらえると嬉しいですね。その・・・艦長の大切な人なんでしょう?」
そう言ってくれるハーリー君は、笑顔でした。そう、今まで私が気がつかなかったほどの笑顔・・・
「そう。あの人は大切な人。私が今まで出会ってきた中で一番大切な・・・それでいて・・・私の最初の一番だった人です。」
「だった・・・人ですか?」
さっきまでの事を見れば、だったはおかしいのかもしれない・・・だけど、今、私は分かったから。
「私は、自分の思い出に恋をしていただけ。昔の自分が羨ましかったんです。あの時の自分が・・・
だけど、今は・・・未来に向かう自分に自信が持てる。自分は1人では無いこと、このナデシコCのみんながいること・・・
私を支えてくれる人がいることも知ったから・・・私は過去のあの頃を思うのはやめました。
過去は帰って来ないから・・・結局は今しかないから。ハーリー君、あなたのお陰よ。ありがとう。」
その時の私が笑っていたかと言われれば・・・私は笑っていたと思う。ハーリー君の顔を見て笑っていたと・・・
後書き
これ、短編なのかこのまま続くものなのか自分でも分かりません。
一応、ルリルリの心の中を納得させようってという当初の考えを元に作ったのですが・・・
あれれ?
何時の間にか、ルリ&ハーリーだ?
なんとも、自分が書くとこうなってしまうのが悲しい・・・自分には、アキト君の行動はわかりませんから。
基本的に僕の苦手はアキト君。となると、ハーリーが替わりに出てきたのは必然的なのか?
この話のルリは悲観的な感じがあるし、ハーリーは逆に後半、かっこいいし・・・なんでだろう?
まあ、半分気まぐれでつくったものですが・・・
この話は、ルリがアキトに『恋』の決裂をするだけで、兄と父としてはいて欲しいわけなんだけど。
ねぇ?だから、ルリ×ハーリーじゃなくてルリ&ハーリーでしょう?
まあ、半分ぐらいルリ×ハーリーの感じが出ているけどね。
この話の続き・・・作ろうかな?
よく見ると・・・これって、”ルリ”じゃないよね?